虹の里から

地域の人たちと、「まちづくり」について意見を述べ合う、交流ブログです!

2020-01-01から1年間の記事一覧

雑感・2020。

1、 雪が舞っています。大晦日です。「コロナ」で明け、「コロナ」で暮れようとしている2020年。感慨ひとしおです。 昨年12月、中国・武漢で新型コロナが発生しましたが、その時はまったくの他人ごとでした。「ダイヤモンド・プリンセス号」くらいまででも…

お、金持ちが変った?

1 小春日和のある日、わたしはみかん山で美しい宇和海の景色を眺めながら、弁当(もちろん愛妻弁当です!)を食べていました。食べ終わってふと、弁当を包んでいた古新聞の記事が目に留まりました(朝日新聞、2020年6月5日)。「新型コロナ 富豪が憂える資…

西田エッセイ  第六回  (全10回)

西田孝志・連載エッセイ「私の映画案内」㉑ 「ヒーローと運命」 皆さん、お元気ですか、私も元気です。この間、前々回に語った「南瓜とマヨネーズ」の原作コミックをツタヤで借りて読みました。ラストがまったく正反対になってました。別れた二人が再会して…

西田エッセイ  第五回  (全10回)

西田孝志・連載エッセイ「私の映画案内」⑳ 「映画スプリットと児童虐待」 皆さん今日は、お元気ですか。今回は私の大好きな監督、M・ナイト・シャマランの新作「スプリット」についてお話しします。 映画「スプリット」2017年アメリカ。すでにご覧になった方…

海に、鉄を!

みかん取りに忙しくしています。早生が終わり、中生(なかて)の南柑20号も最終盤にさしかかりました。今年のこの時期としてはまことに珍しく天気のいい日が続きますので、仕事がどんどんはかどります。 今年は、8月の猛暑・旱魃で糖濃縮がおこり、近年にな…

西田エッセイ  第四回  (全10回)

西田孝志・連載エッセイ「私の映画案内」⑲ 「映画に見る男と女とその時代パート3」 皆さんお元気ですか。アカデミー賞の授賞式を見ました。ちょっと気になったのが中国系の出演者の多さです。今やハリウッドは中国資本なしでは立ち行きません。だから映画に…

メガトレンドを、つかまえる

よのなか、ひとつのおおきな流れができつつあるように思います。早速それを伝える、わたしが畏敬してやまない内田樹さんのこの上ない報告を読みましょう(『常識的で何か問題でも?―反文学的時代のマインドセット』朝日新書・2018)。 ■肌で実感する「潮目の…

西田エッセイ  第三回  (全10回)

西田孝志・連載エッセイ「私の映画案内」⑱ 「映画に見る男と女その時代パート2」 皆さん、寒いですね!今年の冬はほんとに寒い!トランプさんがアメリカ北東部の寒波を受けて、これで温暖化か?!とツィートしてましたが、地球はより寒く、より暑くなる、と…

「林業」にチャレンジする若者は出ないだろうか

1 新聞の切り抜きをしていたものに、こんなのがありました(朝日新聞一面下コラム「天声人語」2019・2・21)。 「甘くトロリとした味でパンケーキなどを引き立てるメープルシロップ。本場カナダ産が有名だが、埼玉県秩父地方の林業者たちも生産に力を注ぐ。…

西田エッセイ  第二回  (全10回)

西田孝志・連載エッセイ「私の映画案内」⑰ 「映画に見る男と女とその時代」 皆さんお元気ですか、私も元気で暮らしております。さて今回から3回に渡って時代別のロマンス映画を紹介します。時代に依って変わる、女性を取巻く環境や、世界観の変遷と共にご紹…

西田孝志・未掲載エッセイの掲載について

「俵津ホームページ(THP)」に15回掲載され、たいへん好評だった「西田孝志・連載エッセイ『私の映画案内』」(初掲載は平成30年1月15日)http://tawarazu.net。その未掲載の原稿が、わたしの手元に10篇あります。それをここに随時掲載していきます。コロナ…

また、あのイヤな展開が、始まった・・・

1、 「核のごみ(原発から出る高レベル放射性廃棄物)」の最終処分場をめぐり、北海道の寿都町と神恵内村が、国の選定プロセスへの応募を表明した。 選定プロセスは三段階あり、①文献調査(2年間。交付金最大20億円)②概要調査(4年間。交付金最大70億円…

「いろは丸」から・・・

1 わたしは、妄想コンドル・はぐれ一羽純情派??!(藤田まことと「はぐれ刑事純情派」のファンでした)。 空は晴れている。 船は順調に波を切りはじめた。 (おれたちの船だ) と思うと竜馬はうれしくてたまらなくなり上甲板にとびおりると、 「みんな、…

「本」にしたいね、東海日誌。

この島から最初に消え去ったものは何だったのだろうと、時々わたしは考える。 「あなたが生まれるずっと昔、ここにはもっといろいろなものがあふれていたのよ。透き通ったものや、いい匂いのするものや、ひらひらしたものや、つやつやしたもの・・・・・・。…

みかん農業をとりまく情況について

わたしが青年団で学んだことの一つに、総会資料などを作る際や、何か活動計画を立てる際には、「青年を取巻く社会の状況分析」をかならず行う、ということがありました。先輩たちはだから、しっかりと世の中をみていました。いま、それを思い出して、俵津の…

雑感。なんやかんや。

あの人 この人 あの顔 この顔 みんなどうして いるんだろう 酒とタバコと 遊びに暮れた やんちゃ時代の 仲間たち 元気でいるか 変わりはないか 遠き 昭和の まぶしい時代 (『遠き昭和の・・・』。作詞/高田ひろお、作曲/杉本眞人。歌/小林旭 2010、カバー/…

追悼・宇都宮彪さん。

俵津の名士・宇都宮彪(うつのみや・たけし)さんが、8月20日逝去されました。享年96歳。田中恒利さんや中村義兼さんたちと共に、俵津の一時代を築かれた人でした。謹んで哀悼の意を表しますと共にご冥福をお祈りいたします。 こういう方の人生を素描して記…

❝ニュー塩風呂❞、行ってみました!

魅惑するのはなに? 魅惑する日はいつ? 魅惑するところはどこ? (吉本隆明の詩から) 1 新しい「塩風呂」ができたというので、先日行ってきました。 前の塩風呂が施設の老朽化と経営困難で維持できなくなったのと、海岸端にあったレストラン「故郷(ふる…

俵津に「パン屋」一軒が成り立つだろうか?

何もない 小さな町 海と山にはさまれた帯状の 自然の中にとり残されたような 何もない 小さな町 それでも 人と人とが 出会い 人と人とが 考え合い 人と人とが 汗を流し 夢を 組み立て始めた時 何も無かったことの幸せを しみじみと感じるかも知れない (原田…

俵津の人口を増やす方法はあるだろうか。  (その2)

暑中お見舞い申し上げます。連日、猛暑が続いております。皆様いかがお過ごしでしょうか。どうかお体にはじゅうぶん留意して、仕事に励んでいただきたいと思います。 まず、朗報からです! 俵津スマイルの「ボラ小屋開発構想」(「桜保存ならびに環境保全」…

俵津の人口を増やす方法はあるだろうか。  (その1)

「なにかいい話ない?」 「なにもない、です。一切ないです」 「イッサイナイ、か。そりゃご無体な、吉良殿」 「ひとはおらん。小・中・高の子供は減る一方。こんな商売をしてると、ひとがおらんのが一番ひびきます」 「・・とすると、俵津の“店”やってる人…

「ベンチ」を置こうよ!

「“じじばば”、早くやりたいね。」 みかん畑で摘果をしていると、道行く人がわたしに声をかけてくれます。“じじばば”というのは、「じじばばスーパー演芸会」のことで、俵津老人クラブが5月にやろうとして、コロナ禍でやむなく延期になったあの大会のことで…

50円虫。

1、 無茶々園のみかんつくりを、大いに悩ます昆虫に、「カミキリムシ」と「カメムシ」がおります。カメムシは、みかんの熟する頃、果汁を吸いにやって来ます。今日は、ちょうど今、我が世の春(夏?)とチョウリョウバッコしているカミキリムシの方の話をし…

「恋人岬」ができるんだって?!

6月25日、城川町の西予支所二階会議室で「長崎東海研究会」がありました。「コロナ」でしばらく休んでいましたが、久しぶりの集まりです。今回は特別バージョンで、「城川史談会」の皆さんの会合に、わたしたちも入れていただくという形で行われました。…

楽しくやろう!俵津農業!

「希望」を、語らなければなりません。 希望を語るのは、どうも年寄りの仕事です。「頭の上の蝿もよお追わんようになったもんが何を言うんぞ。」という声が聞こえておりますが、聞こえません。目えもショボショボ、耳も遠おなったおいぼれの身なれど、よぼよ…

「長崎東海」を、思う。

1 ■ 俵津史に輝く東海さん 俵津の「歴史」に、長崎東海さんがいて、本当によかったと思う。東海さんのいない「俵津史」は、その輝度や熟度が減じていただろう。光量も落ちていただろう。 東海さんの「存在」を知ったら、あるいは東海さんの「日誌」を読んだ…

「長崎東海」を、活かす。

「長崎東海」をテーマに、「俵津まち起こし」をどうやるのか!?--それについて今回は書いてみたいと思います。最大級の「資源」(こういう身もふたもない言い方をして、東海さん、子孫の方、ごめんなさい)としての「長崎東海」をどう活かすのか、という…

「長崎東海」を、知る。

今回は、長崎東海についてです。 『明浜町誌』第八編・人物の項に、「郷土(俵津)の発展のために礎となった先覚者」が10人挙げられています。文政の孫三郎、井上新三郎、伊井庄五、井上駒次郎、菅吉三郎、山下定次郎、山下五郎、中村重太郎、長崎東海、宇…

新田ダムで、発電する!?

白菜が高く、一玉千円もするそうです。コロナウィルスによる自粛要請で巣ごもり状態となり、家庭での需要がふえているためだそうです。宇都宮末夫さんの4月30日のブログにあります。彼は八百屋を経営していて、毎朝宇和島市場へ仕入れに行っているのです。…

森のシマフクロウ

みかんの花が俵津に満ちております。今年は豊作のようです。 みかん農家の今頃の仕事に、苗木の花もぎ(摘蕾・摘花)があります。みかんは苗木を植え付けて4年目から実を生らしはじめますが、それまでの三年間は花を取り除いてやらないと、養分を花に奪われ…