題名に魅かれて、金子勝さんの『裏金国家 日本を覆う「2015年体制」の呪縛』(朝日新書、2024・9刊)を読みました。金子さんは経済学者、専門は財政学・地方財政論・制度経済学。1952年生まれ。 帯にあるように円安・軍事費増、世襲による地域独占、借金垂れ…
○明治35年日誌(2月8日付~翌年1月28日付)~俵津移転・開業まで~ 故郷の高知松葉川を去り愛媛俵津に移転・開業する年です。なぜ東海が俵津に来たのかは正確にはわかりませんが、冨長泰行氏は、土佐西南部と愛媛南予との経済的文化的な交流が大きかったこと…
みかんの収穫期になりました。老骨にムチ打つこともなく、のんびりとぼつぼつと息子の手伝いをしている今日この頃です。 今年は不作です。春、そこそこに花は着いていたのですが、カメムシの被害や温暖化の影響で幼果が落ちてしまった。わたしは、昨晩夏から…
与党 215 野党 250 この選挙結果を見て、思った。なーんだ、「政権交代」できるじゃないか!・・・。 小選挙区で、野党が結束して与野党 1対1 の構図をつくらなければ政権交代はできない、と言われていたが、そんなの通り越して、政権交代可能な “構図…
今回は日誌の内容を見てみます。原本の文量がとても多くすべてを紹介するのは難しいので、いくつか記事を選んでみました。まずは現存する最も古い明治34年日誌から。 ◯明治34年日誌(2月19日付~翌年2月7日付) 高知時代です。舞台は高岡郡松葉川村(現四万…
日本には、お金が、有り余るほどある!そう思ったことがあります。立憲民主党の江田憲司氏が、国会質問で、財務省官僚から引き出した答弁による「日本の保有資産額」を見た時です。 日本の保有資産額(支払い能力) 1,個人(家計)金融資産 2141 兆円 …
はて?―「ブギウギ」につづくNHK朝ドラ・「虎に翼」の主人公・寅子(ともこ)は、頭に?マークが浮かぶとこう言って話をはじめました。 はて?とわたしも、思うことがありました。3年前の衆院選からずっと俵津のあちこちに(片づけられることもなく)貼られ…
わたしのブログを読んでいただいている二人の方からメールをもらいました。今回はそれを取り上げさせていただこうと思います。 ■ 一つは、『「働き口」の問題』に対していただきました。 「しこうさんに一つ提案。母子家庭の貧困率が高いと聞きます。少し手…
俵津老人クラブ、10月6日、「第3回じじばばスーパー演芸会」、挙行しました。 文字通りの ❝スーパー演芸会❞ になりました。圧巻は、天晴農園の面々(あっぱれオールスターズ)のショーでした。彼らは、突き抜けていました。弾けていました。まさに、スー…
〇日誌の仕様 大きさは、閉じた状態で縦22㎝×横16㎝弱ほど、厚さ3㎝内外です(本稿脱稿時点で正確には未採寸。次回以降でお知らせします)。洋紙仕様で、表紙・裏表紙は厚紙となっています。1ページにつき10行~12行(年により差異あり)の縦に罫線が入った…
「第三回じじばばスーパー演芸会」が近づいてきました。あと10日です(10月6日)。 センター(公民館)がにぎやかになってきました。出演グループの練習・稽古がつづいています。ゆめさく一座は、ヒットしたNHKの朝ドラ『ブギウギ』の「東京ブギウギ」を踊る…
はじめに― 「東海日誌研究会会員」の方に、「長崎東海日誌について」書いていただきました。数回の連載になります! 東海日誌から読み取れる奥深い世界を堪能してください。 ■ ■ ■ 〇長崎東海日誌とは 「長崎東海日誌」という日誌が残されています。長崎東海…
はじめに― 過日、友から手紙をもらった。このまま戸棚へしまい込むのがあまりにもったいなくて、頼み込んでここに掲載させていただく許しを得た。ごく私的な部分ははぶいた。■記号などを入れた編集をわずかにさせてもらった。文中「俵津ランド物語・自由庵憧…
先に報告した「老人クラブ・1日遠足」の「おもしろミニシンポ」。テーマの一つになった、「俵津の人口をどうやって増やすか」、という問題。 ここでいつも行き詰まるのは、「俵津には〈働き口〉がない」という点だ。誰かがそれを言い出したら、「それをいっ…
7日、東京都知事選が終わった。日本の人口の1割以上がいる地方(都道府県)の最大自治体である東京都の首長を選ぶ選挙は、全国の人々が注目していたと思う。わたしもそうだ。当然そうとうな盛り上がりがあると思っていた。が、まことにもって〈異常な選挙〉…
6月23日、老人クラブ役員20名で、「1日遠足」に行って来ました。2年続きの高知県です。足摺海洋館SATOUMIとジョン万次郎資料館。 心配されていた雨も降らず、快晴ではないものの、この季節としては充分の満足日和。まことに楽しい一日を過ごすことができまし…
■ 老人クラブ活動 ●3月17日 ・「野福峠桜まつり」準備。主会場の外松尾公園で他団体の人たちと共同作業。老人クラブ(役員)は清掃作業。 ・終了後、麓へ降りて、宇和島自動車車庫前停留所付近広場で、アジサイ苗植え。老人クラブがこの日のために昨年から用…
もう慣れっこになったが、ひと月ほど前の新聞に、「自治体4割『消滅可能性』」という大見出しが1面トップに踊っていたのを思い出した。まだそんなこと言ってるのか、10年前と同じじゃないかと、その時感じた。確か10年ほど前にも総務大臣をやった増田寛…
西予市議会議員選挙があった(4月28日)。 驚いたことがあった。新人が4人立候補していて、その内3人が当選し、しかも3人とも5位以内の上位当選を果たしていたことだ。さらに驚いたのは、共産党候補が2位当選だったことだ。別に差別的言辞をするつも…
ある日の晩、ひょこっと、片山元治くんがやって来た。艶のいい相変わらずの元気な精力的な顔があらわれた。「おお、飲むか?」「いや、今日は飲むために来たんやない」。そう言っておよそ2時間半、喋りまくって、帰っていった。 「おら、家に “チョコレート…
狩江の中川寛泰さんの投稿記事を、4日の朝日新聞「声」欄(読者投稿ページ)で見つけた。ほんとうに久しぶり。お、載ってる載ってるという感じ。待ってました。中川さん、復活ですね。 伊方原発と地震 備えなければ 農業 中川寛泰 (愛媛県 80) 2月に2回、…
劇団「ぽっくり一座」を!(「じじばばー」2.0へ!) 胡瓜 光陰矢の如しとは言うものの知らぬ間に、歳を取ってしまった。思えば浦島太郎にでもなったような気分である。そうかといってタイやヒラメの舞い踊りを、見たこともなければうつつを抜かしたこともな…
自民党国会議員に、言って聞かせる言葉は、あるだろうか? ある。山ほどある。星の数ほどある。鳥取砂丘の砂の粒ほどもある。国民の8割が怒っている、その怒りの言葉が、それだ。怒っていない(と思われる)残りの自民党支持者たちの中にも(声に出しては言…
この世をば わが世とぞ思ふ 望月の かけたることも なしと思えば (藤原道長) 「世にもすぐれた人よ、君は知力でも武力でも優れた評判の高い偉大な人でありながら、ただ金銭をできるだけ多く自分のものにしたいというようなことにだけ気を使っていて、恥ず…
ロシアの侵略によって始まったロシアーウクライナ戦争が2年になる。ウクライナにとって芳しくない戦況が報じられるようになっている。ウクライナが負ければこの世から正義が滅びる。人類の数少ない希望の一つが失われる。 以下は、現状を理解するために、わ…
2月10日と11日は、俵津地区産業文化祭でした。 例年のごとく、老人クラブも一室をいただき、スペースをつくりました。今年は従来1階和室の一部屋からもう一部屋使っていいということになり倍の空間が得られました。これは大きな意味をもちました。 まず、展…
これはまさしく「ジェノサイド」だ、と思った。パレスチナ自治区・ガザを攻撃するイスラエルの行為に対してだ。第二次世界大戦時、アウシュヴィッツで600万人(その内100万人は子ども)のユダヤ人を殺害したナチスの行為(ホロコースト)とどこが違う…
公民館に隣接する空き家と空き地が、老人会に無償提供された。どうも、漏れ聞くところによると、わたしのブログの以前の記事(2022・02・19「空き家と廃園は「コモン」に」)が影響を与えたらしい。 老人会では、早速会議を開き、これをありがたく拝受するこ…
2024年(令和6年)は、「辰年はゆれる」と言われるその言葉通りに大激震から始まった。元日の能登半島地震、2日の羽田空港の航空機事故。まさかこんなことが・・・。 厳寒の能登の地震は悲惨だ。一瞬にして人命と暮らし(衣・食・住・仕事・・)を奪わ…
10月8日に行った「じじばばスーパー演芸会・2023」について書いておきます。プログラムを見ながら、順を追って。 ◆ ❤「来賓祝辞」。今年は「公民館」が「地域づくり活動センター」になった記念の年です。センター長の濱田直浩氏にお願いしました。 ❤…