虹の里から

地域の人たちと、「まちづくり」について意見を述べ合う、交流ブログです!

日本て戦争できるの?やって勝てるの?(ああ参院選・続々)

 「戦争問題」(?!)つづけます。(おイヤかもしれませんが)

 わたしに、「戦争」する理由はまったくありません。よその国の人を殺す理由もありません。殺される理由もありません。人を殺したくありません。人に殺されたくもありません。ふつうそうですよね。

 ところが、不思議なことに、安倍元首相たちには戦争したくてたまらない理由があるみたいです。戦争に備えるために軍備を拡張しなくてはならない理由があるみたいなのです。わたしにはまったく理由が分かりませんが・・・。

 その安倍さん、この間、名指しで中国を「仮想敵国」だと言いました。全く愚かな言動です。自分から「敵」をつくってどうするんでしょう。そんなことしたら、中国が仲良くしている国も同時に敵国になってしまいます。ロシア、北朝鮮・・・世界の3分の一が敵になってしまいます。一国の首相経験者がそんなこともわからないんでしょうか・・。おじいちゃん(岸信介元首相)の夢をかなえなくては!、というのがあの人の情念になっていますから煽っているのでしょうね。ここを先途と張り切っているのでしょうね。

 冷静に考えて、ロシアはウクライナ侵略戦争で疲弊しているから日本を攻める余裕はない。北朝鮮も国民が飢餓状態でしかもコロナが蔓延しているから戦争どころではない。日本海にミサイル打ち込んでるのは国内向けの理由でしょう。キムさん、馬鹿じゃないから(なかなかの統治能力です)もし日米韓と戦争やれば一週間で自国壊滅ということくらい分かっていると思います。中国、今まさに「ロシア」を見ていて、戦争しかけますかね。日本、すこし頭冷やしませんか。脅威なんて全くない!とわたしは楽観しています。

 わたしは、日本は「戦争が出来ない国」だと思います。憲法が禁じているからという意味だけではありません。根本的にやれない。やっても勝てない。先の大戦以上の救いようのない破壊・破滅が待っているだけ。

 今回はそのことを綴ってみます。全くの素人考えですが。

 (おそろしい想像ですが)安倍さんの言う「敵国」の立場になって、対日(!)戦争について考えてみます。かの国にとって、日本ほど戦いやすい・攻めやすい国はないのではないでしょうか。

 日本には「原発」が(原発銀座といわれる福井若狭湾岸を中心に長大な列島全国の海岸線に)53基もあります。これを襲えばいい。それだけで日本に勝てる。しかもミサイルなど打ち込んでおカネをかける必要もない。自爆を覚悟で夜陰にまぎれて原発電源を破壊するだけでいい。「拉致事件」を簡単に起こせた国・日本、簡単でしょう。53基全部自衛隊在日米軍で守り切れるでしょうか?

 次は、「資源」の問題です。石油も天然ガスも石炭もウランも鉄も・・・何もない国・日本。77年前と条件は一緒です。シーレーンを抑えられたらもう終わり。アメリカが防いでくれるだろうと言っても、甘いのでは。

 そして、「食料(糧)」です。これが断たれればどうにもなりません。日本の食料自給率は37%。わたし実はこれウソではないかと疑っているのです。食料をつくるためのエネルギーや肥料などなどこれもほとんどが輸入です。限りなくゼロに近いのが日本の食料自給率ではないのか。チッソ・リン・カリなど肥料原料はほぼ100パー輸入、しかも中国からがほとんど。これでどうして戦争やれる?

 先の大戦で戦死した兵士たちの死亡理由の多くが「餓死」。日本からの兵站が弱かったのです。食料などはカネで買えばいい、と言っている人たちは「安全保障」が分かっていない。軍事だけが安全を保障するものではないのです。

 さあ、「日米安保条約」です。

 アメリカ、日本を守ってくれるでしょうか?オバマ大統領が「世界の警察はもうやめた」といったころから怪しくなりました。アメリカは言ってみれば、第一次世界大戦からずっと戦争ばかりしているような国です。疲れ果てたのか国内では厭戦気分が広がっているそうです。国力も徐々に落ちている。世界中の国々もアメリカの言うことをあまり聞かなくなっている。できたら各地の紛争は当事国に任せたい・やらせたい。そういっているのが誰の目にもわかるようになってきています。

 だけど、軍事産業は魅力的です。軍事大国のイメージはうまみがあります。「条約」は同盟国を支配する道具にできます。

 いま日本は沖縄以南の諸島を、自衛隊の軍事基地化しようとしています。アメリカに代わって中国と戦う準備をしているのでしょうか。

 中国と戦って勝てますか?

 先の大戦日中戦争大東亜戦争・太平洋戦争・東アジア太平洋戦争)で日本はアメリカに敗けたことになっておりますが、実は中国に敗けたのだとわたしは思っているのです。今度もやれば必ず中国に敗けます。人口(戦闘員の数)、軍事費、軍備量(核含む)、工業力、資源力、IT力(サイバー攻撃力)、人材の知的能力・・等々どれをとっても到底勝ち目はありません。

 日本の最大の貿易相手国・中国、仲良くしましょう!

 わたしは、安全保障をアメリカ一国にゆだねるのは極めて問題があると思います。かつて日本が侵略したアジアの国々との安全保障枠組みをつくらなくてはいけないと思います。

 アジアに友達のいない日本はさびしい。NATO北大西洋条約機構)に擦り寄る岸田さんは極めて危なっかしい。

 韓国と仲良くしましょうよ!まず韓国です。中国を刺激しないかたちで台湾とも仲良くし、日韓台が協力し合って東アジア共同体をつくっていきましょう。朝鮮半島の統一もできることで支援しましょう。アメリカに頼らないで、自力で、それをやって、東アジアから不安や脅威を取り除いていってほしいものです。政治家よ、官僚よ、知力の限りを尽くしてやれ!とわたしが言うのはここです。

 日本の国内事情が、戦争など許しません。

 目に見えて落ちている国力。優秀な人材を育てようとしない体質。イエスマンばかりの国は重大な局面を乗り切る力を持てない。少子高齢化する国に戦争などどうしてできましょう。これからは南海トラフ地震や首都直下地震、富士山噴火などなど数々の事態への対応もしなくてはなりません。

 防衛費増額などしている場合ではありません。すでに国債発行額は先の戦時を超えています。日本は戦争に回すお金などないのです。戦争をすれば国家予算のほとんどをそこにもっていかざるを得なくなります。(防衛費2倍にすれば、日本は世界第3位の軍事大国になるそうです!)

 そして、日本人、国民に、ウクライナの人たちのような戦いきる意志、気力、ありますか。

 若者を貧困のどん底に追いやって、軍隊に入るしか食う道、生きる道がなくなるような社会をつくってはいけません。生まれて来た甲斐ないじゃありませんか。夢も希望もないじゃありませんか。愛をはぐくむことさえできないじゃありませんか。

 凛とした政治家、選挙で国民が選びだしましょう!!

 選挙に行こうよ!!

                     (2022・7・5)