虹の里から

地域の人たちと、「まちづくり」について意見を述べ合う、交流ブログです!

たいしたもんだ俵津トシヨリ!ついにやったぜ!「じじばばー」!

※ この報告(記事)は、ホントはもっと早く書きたかったのですが、なにせまだ「コロナ禍」中。感染者の有無がはっきりするまではとてもその気になれない。一週間が過ぎ、一人の感染者も出ていないらしいことがわかって、やっと書き出すことができるようになりました。

 ついに、やりました!10月9日(日)!

 「じじばばスーパー演芸会・2022」

 いやあ、長かった。3年前に企画したこの大会。「コロナ」に阻まれて、なんとも身動きがとれず、老人クラブ役員一同燃焼できない悶々たる日々を重ねてきました。そして、みんなは、ついに思い切ったのでした。

 開会あいさつで、永山会長が言います。「3年に及ぶコロナ禍の中で、このままでは俵津がダメになる。老人クラブもダメになる。俵津を活性化したい。老人クラブも活性化したい。面白い老人クラブをつくりたい。わたしたちは心を決めました。やりましょう。今日いっぱい楽しみましょう。よろしくおねがいします。」

 自画自賛では野福峠のカラスに笑われますが、ホントにすばらしい「演芸会」になったと思います。「スーパー」の名を付けて恥じないものになったと思います。

 プログラムは、

1・会の最長老(90歳)酒井千昔さん率いるあけはま座(11人)による朗読劇、「プロジェクター紙芝居・モチモチの木」。

2・カラオケ 〈1部・2部構成〉。総勢41人出演。熱唱、また熱唱。

3・ゆめさく一座(宇都宮由美子座長、11人)による寸劇、「水戸黄門諸国漫遊記・野福峠編」(原作脚本・宇都宮末夫さん)。

4・島原糸美さんの「舞踊」。

5・宇都宮末夫さんの「ギター演奏」。

 3時間半の大熱演が繰り広げられました。

 わたしは、出演者に向けた「案内状」に書きました。

〈舞台に立つ!あなたに!

自分を最高に輝かしてください!

「もう一花咲かそうじゃないか!」を合言葉に、3年前に企画されたこの大会。憎っくきコロナのために艱難辛苦を強いられて後、やっと来ました、その日が。みなさま!やろうじゃありませんか!楽しみましょう!思いっきり弾けてください!!〉

 みんな、本当に、燃えました。輝きました。晴れて舞台に立てる喜びに満ち満ちた顔、顔、顔。

 感動は、三つにありました。

1、その出演者の熱演

2、観客。わたしたちはコロナがおさまりきらないこの状況下では、客は来ないだろうと思っていたのですが、来ました!来ました!距離を開けて100席ほど並べていたパイプ椅子、到底足りず160人ほどの客が入りました。俵津公民館ではかつてない人数です。しかも、そのお客さんがほとんど誰一人途中で帰らないのです。最後まで見てくれたのです。こんな感動があるでしょうか。

3、老人クラブ役員(23人)と特にお願いした5人で構成するスタッフの一糸乱れぬ活躍。これは本当に素晴らしかったです。わたしはジーンと胸に熱いものを感じっぱなしでした。五日前に届いた永山会長によるスタッフへの礼状ハガキにはこうあります。

「この様な大会が実現できたのは、(略)役員の皆様が一心不乱で各担当ごとに頑張っていただいたお陰だと思います。会場の準備から後片付けまで人生経験の豊かさを物語り、てきぱきとした実に見事なものでした。これまで、神社や公民館の周辺の清掃の場でしか見ていなかった役員の方々のパワーのすごさに、あらためてびっくりしています。会長として心から感謝とお礼を申し上げます。」

 大会全体が「みんなで作ったスーパー群像劇」でした。

 当日すべてを終えて帰宅したわたしに、「よかったねえ!すごかったねえ!」妻の讃嘆の声が待っていました。「外に出たお客さんも、その場を去りがたい思いでいるのが感じられたよ」。

 夜には同級生の西田初敏くん(彼ももちろんスタッフです)から電話がありました。「よかったのお!よかったのお!」という彼の声は感に堪えたようでした。コロナ下の開催を人一倍心配してくれた彼。よほど嬉しかったのでしょう。翌日早朝には、ウオーキング途中の中村かおりさんから「いいもの見せてもらった!」のひと声。以後、絶賛の嵐が!!??

 思い切ってやってよかった!あらためて、しみじみ思います。

 ホントにたいしたもんだぜ。俵津の年寄り。「老人の老人による老人のための大会」を目指していたのに、いつの間にかそれは若い人たちの応援参加までを呼び込んだ俵津の大きな催しにまで発展したのでした。

 「これだと、来年は、うちも出たい、おらも出たい、というもんが殺到するんじゃないか」。永山会長が言います。エッ・・!?来年もやるの!!??

                    (2022・10・17)

 10月23日には、「俵津秋祭り」も開催されます。俵津も少しづつウィズ・コロナに向けて歩み始めました。